第2回ストイックブラインドテイスティング
bottle E
出題者:くりりん
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:あだも
コメント:
まず最初に感じたのはオールド感。フレーバーは黒糖、メープル、カラメル、ボディは軽め、リッチではないが平坦でもない。体感アルコール40%
印象としてはオールドブレンデッド。アイラなど特に大きな個性は感じない。ハイランド、スペイサイドメイン?
点数:82点
蒸留年: 70-80年代
予想蒸留所: 70年代蒸留の原酒とか使ってるオールドブレンデッド
理想価格:5000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:ガースー
【薫】
干しいたけのダシ、ゴム、アルコール結構起ってる、セメダイン
マイナス要素っぽいものから挙げているがそんなに嫌みはない
レモン、軽くビニール?
【味】
レーズン、コーヒー、ナッツ、明らかにシェリー。
軽く粉っぽい口当たり。
しいたけ、硫黄っぽさもある。
割と余韻は長め。ちょっとベタつく感じか?
【予想度数】46%
【予想熟成年数】グレンドロナック
【希望価格】@4,500
【得点】75点
【コメント】
リヴァイヴァルにしか思えなくなってきた。
試しに買いに行こうかとか呟いていたのは思ったのはこのボトル。
正直こういう先入観?を作ってしまうと分からんよね~。
『こういう味だろう』とか思っちゃうし。
ま、先入観なくても分からんのだが!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:goblin
・香り
煮詰めたイチジク。蜂蜜とりんごと木の香り。全体的に甘い香り
・味
コレは旨い!!蜂蜜やメロンの甘さがとろ~り舌にのる。麦の甘さも感じられる。少し度数は低めに感じる。鼻からは蜂蜜と甘みのある木の匂いが抜ける。
・余韻
喉越しは良くしっかりと味も感じる。返しはそこまで強くない。感じる要素は味と同じ
・蒸留所
①クラガンモア
②マッカラン
③グレンエルギン
・熟成年数:25年~30年
・点数:92
・理想価格:20000円
・コメント
今回の中で一番好み。やわらかく飲みやすい。それでいてしっかり味がある。加水をしている印象だけと、ボトリング以降10年以上経ってそう
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:タケモトカツヒコ
【ファースト】やや濃い琥珀 据えていてオイリー ブレンデッドか?? 杏 プラム 奥から軽くオレンジ スペイサイド的
香りからはストラスアイラ、ファークラス マッカラン グラントがターゲットに入るが、嗅げば嗅ぐほど層のブレが気になる 軽く胡麻がインチガワー~アベラワーを思わせる 焼いた砂糖+醤油
【ミドル】ボディは染みこむ 広がりがある 度数は40度台 麦質は焦げている ヴァッティングまたはグレーンが抜けたブレンデット
【フィニッシュ】返り鼻抜け共にアルコール感の割にしっかりしている 加水と思われるが水分は分離していない 黒糖 スパイス感は弱い 時間とともにチョコレート 余韻に絶妙な甘さがあるがはっきり決め切らないのはベタつきの部分
【その他】
・明らかにオールド 瓶内変化を経ている
・ブレンデットもあり得る
・明らかなアイラモルトは感知できない
【頭をよぎった銘柄】
・インチガワー
・ノッカンドゥー
・ダルモア
・アベラワー角瓶
・ベルズ
【アルコール度数】40度台
【熟成年数】8~12年
【87pts】
【20000円】(現在市場)
予想蒸溜所 アベラワー
蒸留年代 1965前後
瓶詰年 1975年前後
樽 シェリー ヴァッティング
OB/ボトラー OB
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:T.Matsuki
・香り
少しヒネのあるかなりのオールドボトルの印象
黒糖やカラメルの甘い香り、紅茶、ややや焦げたような麦感、
オールドのグレーン感とそこからでてきそうなトロピカルに近い要素、
少しアンティーク家具屋の香り
・味わい
加水のオールドと思われる非常に穏やかで柔らかい口当たり、優しい甘味、
カラメル、紅茶、ベリー系のジャム感、
突出した成分はなくバランスが良い、加水のわりには割と濃い目の甘味と味わい、
アイリッシュや一部のグレーンウイスキーに感じるようなトロピカル要素、
奥の方にはかすかだがしっとりとしたタールのようなピート感、
余韻は長くはないがバランスが良く嫌味がない。ライト~ミディアムボディ。
・総評
少しヒネはあるがバランスも良く、一部のグレーンウイスキーに感じるようなトロピカル感や、
60年代以前のモルトに感じるようなしっとりしたピート感を奥に感じた。
突出した要素がなくバランスが良いことも踏まえてオールドブレンデッドウイスキーと思われる。
ブレンデッドは経験値がかなり少なく気のせいかもしれないが、今回の出題で唯一グレーンを感じた。
予想は、奥に感じた古いピート感を鍵にして選んでみた。
とはいえ、モルトでもたまに「これブレンデッドじゃないの?」と思うようなものもあるのであまり自信ナシ。
【Good/Very Good】
予想:オールドブレンデッドスコッチ
①ホワイトホース、②ローガン、③ジョニーウォーカー黒ラベル
蒸留年:1960年代以前
度数:40~43%
点数:86
妥当な価格:7000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:2chの人
香り
甘い焼きリンゴ、濃厚な樹液系。
成熟したラム酒。またはブランデー。
洋菓子の香り用ラム酒を連想します。
味
焼きリンゴのような甘さ。
香りのイメージとは違いラム酒のアルコール感は感じない。
のどを通るアルコールが俺は高度数を飲んでるぜぇい!と満足感がある。
美味いブランデーを飲んでいるみたいだ。
余韻
すっきり系。香りや味わいが濃厚とのギャップがある。
香り~味わいは甘さが前面に出ていたが、
余韻はすっきりしているので、ぐびぐびと飲める。
総評
最初は香りの印象が強くて長熟のラム酒かと思ったけど
余韻はラム酒ではない。ラムフィニッシュでもない。
香りが個性的でスコッチ以外で予想します。
候補として濃厚な樹液系からバーボン。
濃厚な樹液系からブッカーズ、リンゴ系だとメーカーズマークを連想。
焼きリンゴごからカルヴァドスなども連想します。
予想
点数 : 85点
蒸留所 : メーカーズマーク
蒸留年/成熟年 : 近年
度数 : 45度
希望価格 : 2000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:りゅうたに@射命丸
「香りや味わいなどテイスティングノート」
香りはオールドっぽい、少しヒネ感、少しピート、アルコール強め、少し潮
味は甘い、バランス、黒糖有り、シェリーか?しかしピート、潮もあるが、、、オーソドックスなアイラではない気が、、、
「蒸留所」
第一候補はロングローとタリスカー
あとはポートエレン、グレンギリーあたり?
「蒸留年」
不明だが多分オールドボトル
「熟成年数」
20~30
「点数( whiskylink方式)」
85
「妥当だと思うボトルの価格」
10000円
アルコール度数
55度
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:ST
・アロマ
オールドのシェリー香、柑橘、ドライアプリコット、少し潮の香り。バターを軽く溶かしたパンケーキ。バニラビーンズ。時間が経つとリンゴ香
・フレーバー
オイリー、少しヒネた感じ。オールドのブレンデッドのよう。かすかにピート。薬品。メンソール。度数は落ち着いている。香りの方がふくよかに感じる。
オールドのジョニーウォーカーかバランタイン、モルトならモートラック?
あまりグレーンの味わいを感じないところが気になるところ。
蒸留所・銘柄としてはバランタイン
蒸留年・1960年代
熟成年数・12~18年
アルコール度数・43%
樽の種類・シェリー多め、ヴァッティング
点数・84
妥当だと思う価格・8000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:大島
『テイスティングノート』
色は薄いアンバー。
かなり甘いシェリー系の香り。
綿菓子、焦がした砂糖、カラメル。
ヘビーなシェリーではない。
最近のオフィシャルボトル?
口当たりはかなり柔らかい。
飲み口がとても綺麗で、ドライフルーツ様の酸味は薄い。
かなり甘い、人によっては甘すぎるかも。
麦の甘さよりもポン菓子(お米を焼いた駄菓子)の甘さ。
アフターにかなり特徴のある香り。
自分はボキャブラリーが貧困だから出てこないが、わかる人はこれだけで蒸留所をあてられそう。
とても飲みやすくバランスがよい。
『蒸留所』
1.ベンリアック
12年シェリー。赤いラベルのやつ。
2.アベラワー
甘いスペイサイドといえばこれ?
『蒸留年』96年前後?
『熟成年数』10~15年
『点数』84点
『妥当だと思う価格』4,000円
『総合評価』
口にいれた瞬間のシェリー感は薄く、ずっとシェリー樽にいた感じはしない。
後からくるシェリー。
最初はプレーンオークの中にいたか、バッテッドだと思った。
そこから蒸留所を推測しました。
かなりコストパフォーマンス高い印象。
きっと財布に優しい価格な気がする。
モルトにお金が使えなくなったら家飲み用にあると嬉しい感じ。
『樽の種類』リフィルシェリーホグスヘッド。もしくはプレーンオークとシェリーのバッテッド。
『アルコール度数』43度前後。
『その蒸留所を選んだ理由』
最近飲んでないけど12年シェリーのイメージが頭から離れなかった。
あとバッテッドでシェリー間が出るのはアベラワーしか思い付かなかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:がんちゃん
アロマ:靴墨・図書館・浜辺の焚火・ポルシェのリアタイヤ・熟した果物
フレーバー:熟したプラム・少しブリニー・深い闇・奥に黒いベリー
熟成年数:10年
ヴィンテージ:2000年
予想価格:9000円
アルコール度数:58%
樽:Sherry Butt(First Fill)
採点:90
予想蒸留所:①Bowmore (2000)、②Bunnahabhain (2000)、③Springbank (2000)
総合コメント:
第一印象はシェリー樽香が強くでたアイラモルト。サルファリー感やネガティブな樽要素はあまり感じない。グラスにしばしステイすると続々と変化し、潮っぽさに被せて、プラム等の黒色系?フルーツが出はじめる。直観的にはDL・OMCやDラトレーからリリースされた短期熟成のボウモアを連想した。十分な力強さがあり、個人的には「自宅飲みの締めの1杯」に最適と思う。ほんのわずか加水すると、一層のフルーツ感を引き出す。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:K.67
[香り] シェリー樽からくるフルーツ系。若干ハチミツの甘い香りあまり広がらない。 [味] ペッパー、ジンジャーのような少しピリッとしたアタック。
シェリー系のトフィーのような甘さとオレンジ、草っぽい渋みが軽く残る。
全体的に落ち着いた感じで、感覚的には赤くて丸いイメージ。
フィニッシュはすっきりとした甘さが短めに切り上げられ、
全体的に抑えられたまとまりを感じる。 [スコア] 80点
[予想価格] 6000円
[蒸留所] 竹鶴、マルスウイスキー、オーヘントッシャン
[熟成年数] 18年
[蒸留年] 1980年後半~1990年前半
[度数] 43% [コメント] 癖の無いスムースな口当たり、アルコール度数の低さから、
オフィシャルのシングルモルト、あるいはブレンデッドの可能性もあるかと推測。
強くないシェリーのニュアンスが良いバランスを出している。
シェリー樽とバーボン樽のブレンド、またはダブルマチュアードなどの樽詰め替えか。
奥の方に、少し変わった草や木のような味わいがあり、何となくジャパニーズを想起させられた。
ライトで少し草っぽい印象が、オーヘントッシャンにあったような……。
とてもまとまりが良く、ウイスキー初心者が居たら、まずはこれを進めてみたいボトル。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テイスター:シングルモルト見習い
・アロマ
グレープフルーツ、オレンジ、ホシプルーン、メープルシロップ、非常に上質で洗練されたシェリー香、ココア
・フレーバー
熟成感があり、やや軽めだが、上質なシェリー香由来の甘みが程よく心地が良い。
・点数90
・銘柄 グレンドロナック、マッカラン
・樽 リフィルシェリー オロロソ
・ヴィンテージ不明
・アルコール度数は45%前後
・熟年数 30~45年
・妥当だと思う価格は、20,000円~30,000円
・総評:サンプルの中で別格です。シェリーの質が非常に高いと思います。今回のサンプルの中で、一番洗練された印象でした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~