その後、2010年9/18にMalt Night 延長戦を赤坂で、翌19日には第2回ウスケバオフ会が銀座で行われました。11月6日には大阪へ遠征(Malt Night 2nd)。前日の三宮も含めて、本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
今年に入って1月にはブラインドテイスティングイベント、2月に六本木でMalt Night 3rdを開催。
3月に地震があって、Whiskylinkのチャリティーボトリングを急遽リリースさせて頂いて、7月には、くりりんさん・射命丸さん・ゴブリンさんが「いわき市」に再訪してくれました。
2日間に渡って飲み続け、Ustreamの生放送を行ったり、とても濃密な会になりました。これをMalt Night 4thとしました。
回を重ねるごとに、ボトル選考や会の方向性が定まってきました。
それは、BARではめったに飲むことができないボトルを敢えて出すということと、そういったボトルをテイスティングした感想を、各々バラバラではなくて一緒に共有する会にしようということです。
特に前者の理由は、対外的に高評価されていて、且つ希少性の高いボトルというのは、飲んだ人の絶対数が少ないために、良い方にも悪い方にも評価が独り歩きしやすく、だったらそれを集まったみんなで確認しようという趣旨です。
このあたりのコンセプトは、素人ウイスキーブロガー発のイベントということで継続していければいいなと願っています。
そこで、第5回となるMalt Nightを迎えるにあたって、これまでのボトル選抜の流れを振り返ると、
大きくは対外的に高評価されていて、且つ希少性の高いボトルとして
(海外総合評価)【whiskyfun評価】
(92)【92】オード Ord 1962/1984 (58%, Samaroli, Bouquet 315/720 Bts)
(98)【97】ボウモア Bowmore 18yo 1966/1984 (53% Samaroli Bouquet 266/720 Bts)
(97)【98】スプリングバンク Springbank 12 yo 100 proof (57.1%, OB, imported by Samaroli, early 80’s, 2400 bottles)
が挙げられると思います。
実際飲んでみるとオードは点数が低いような気がしてなりません。きっとスコアを出している方が飲んだボトルの状態にも依るのだと思います。梅のようなフレーバーも日本人にこそ高い評価が得られる部分だとも思います。
またボウモアブーケット、スプリングバンク100proofは、開栓時よりも時間が経ったほうがわかりやすかったかもしれません。
このあたりも同じボトルを時期を分けて回数を重ねて飲む機会を設けていこうという気持ちにさせてくれた理由です。
その他、希少性では次点でも対外評価が高かったボトルとしては、
(91)【93】ローズバンク Rosebank 20 yo (57%, OB, Distillers Agency, Zenith, clear glass, 2580 bottles)
(none)【92】ストラスアイラ Strathisla 49yo 1960/2010 (53.2%, Gordon & MacPhail for The Whisky Fair, book of kells label)
(93)スプリングバンク Springbank 30yo 1966/1996 (52%, OB, “BARLEY MALT”, C#1966475, Bottle No,1126)
(92)ボウモア Bowmore 31yo 1968/1999 (44%, Signatory, Millenium Edition, C#3820, 252 Bts.)
(93)グレングラント Glen Grant 1956/2005 (46%, G&M for LMDW, Refill Sherry butt, 459 Bts.)
などが挙げられます。
ただ、上記同等に飲んでみたら美味しかったけれど、まだ評価に載っていないというボトルも複数ありました。
特にマッカラン Macallan NAS 1966 (43%, OB, “Single Highland Malt Scotch Whisky”, 75 cl. Imported by Giovinetti Figli – Milano)Plastic Screw Cap は忘れられません。
さて、ここで次はどんなボトルを。。。
いつもながら悩みます。
(執筆中)